いつもみたいに和也と手をつないで帰る
和也の暖かい手
あたしを異世界へ導いてくれる手
「和也?あたし、ピアノを無理に諦めるのは止める。あたしの手なんだからあたしが決める」
「ああ。それでいいよ。でも」
「でも、和也には絶対に言う。そして、デザイナー目指す。」
約束は必ず守る
中途半端な気持ちでデザイナーをやりたいと思ったわけではない
単純な理由からだけど本当にやりたいから
「んじゃぁな…。沙羅、俺はお前の見方だよ」
あたしたちはあたしの家についてしまった
暖かいぬくもりがあたしを覆う
好き。このことばしかでてこない

