「今日ね、美嘉にデザイナーになったら?って言われた」 「デザイナー?かっこいいじゃん。」 「美嘉はただ、自分の服をつくってほしいからなんだって。」 一日にあったことを話す。和也に知ってもらいたいことばっかり。 「へー沙羅うまいな。感心するよ」 「ん?あっ!」 気がついたらあたしの鞄の中に入ってたデザイン画のスケッチブックを開いていた和也。 「ちょっ和也!!みないでよー」 「いいじゃんっすげぇ上手いな♪」 こんな単純すぎることばであたしは揺れ動くんだ