「送るよ。」


「ありがと。」


少しの時間でも和也と一緒に居たいから送ってもらう。


遠慮なんてしたら和也が元気なくなるから。


嬉しいよ…


「今日はありがとね。写真、すごく感動したっ!カメラマンになってほしいな♪」


和也は照れた表情であたしの肩に手を乗せた。


「叶えるよ。」


そう言われ、やさしく唇が触れるだけのキス


キス一つでこんなに幸せになるってことも初めて知った。


「おやすみなさい。」


「おやすみ。じゃぁな」



あたしは和也に手を振って家へ入った。


まだ和也とのキスの感触が残ってる