優しくてしなやかで柔らかい曲… ピアノは弾けなくても、絶対音感だけは狂わない。 和也のピアノはあたしが弾きたいと思うような曲とどことなく似ている気がする。 異世界… 二人だけの世界がある 「綺麗だよ…沙羅…」 突然すぎる和也の言葉 なにがなんだか全くわかんなかった 「カメラに写る沙羅も実際の沙羅も。俺だけの沙羅でいてくれな。」 和也を見たら耳がすこしだけ赤かった。 ありがと… 心の中で呟き頷いた。