「お母さんがそういう経験してるならあたしがピアノ始めたときに、毎日引き続けてときに、なんで止めさせなかったのかって…こんな辛い思いをするってわかってたなら…って…ッ」 「そうだな…でも、」 「でもね、小さかったあたしからピアノをとるのも辛かったって思ったの。現実が現実じゃなければって…何回もおもった…ッ」 端から見れば和也に泣きながら八つ当たりをしてるようにもみえたかもしれない。 でも和也はちゃんと聞いてくれる そんな和也に惹かれてったんだよ だから話してるんだよ