「沙羅、和也くんに惚れるかもね。ははっ」 美嘉はいつもみたいに冗談を言う 彼氏って人なんて居たこともない ずっと、ずっと夢だけを追い続けていたあたし でも、この和也に惹かれ始めてたあたしはもお、美嘉の冗談を冗談として捕らえることはできなかった。 和也にならなんでも話せる、話したいて思うから 授業はいつもどうりに過ごして放課後、音楽室へ行った いつもと同じようにピアノを弾く あたしなりの世界をつくる これが最後…