「そう言うことならしかたないな〜」 見つける事はできなかったけど、あのフラッシュ音は間違いなく和也だった。 「ねぇ、美嘉。あたし、今日、ランウェイ歩いて思った。」 「なに??」 「無理してピアニストにならなくてよかった。ピアニストになったあたしより多分、今のあたしのが輝いてた。和也に胸張って会いたいって思ったんだ。」 美嘉を見るとホッとした顔になっていて、 「あんたの唇は和也くんだけのものでしょ♪」 お客様への挨拶をキスの話しにしたことを今さら恥ずかしくなった。