ハアー
変な気持ちのまま、学校に来てしまった。
っても、休むわけにもいかないしー笑


亜実、きょう遅いじゃんッ

あ、柚那…

なによー、それよりちょっとうれしいニュースがあるんだーあっ!

え、あ、ごめん。ちょっとトイレ…

あみー?


そのまま、トイレにいるあたし。
もーうっ、なによりも自分がやだー。

そいえばきょう、涼くん見てないなー…
会って、気持ち確かめて、はやいとこスッキリしよっと。

フーウ、よしっ!



いったぁ………
トイレから出た瞬間、誰かにぶつかった。

りょ、りょうくんっ!!!

あー、亜実か。はよー

おはよー


あれ、なんかわたし普通じゃない?
やっぱ好きじゃないんだよねー(ほっ)

教室に戻ると、柚那がかけよってきた。


亜実、だいじょーぶ?

ううんー、なんもなーい。

そー、ならいんだけどー。
それより、さっきの話の続きなんだけど、涼くんと付き合うことになりましたーっ☆


そういう柚那はすっごく嬉しそうで、すっごく可愛かった。


おめでとーっ(`・▽・´)

あれ、あんま驚かないねー


そこで、あたしは全部を話した。
昨日の帰り、柚那の態度に勝手に不信感をいだいて、尾行してしまったこと。
涼くんと柚那が付き合うのがなんだかショックだったこと。
そして、最後には、この気持ちの正体は、涼くんへの恋とかじゃなくて、柚那への劣等感だったこと。


なんだよ、それー。

ごめんね、柚那?

ううん、でも劣等感ってなによー!亜実のほうがめっちゃもてちゃってるくせにー

いや、そーゆう柚那もモテモテだろー

ははっ
よかったー!
昨日から亜実の様子がおかしいのが気になってたから。聞けてよかった。

ごめんなさいっ

亜実ちゃん、そーゆうときは『ありがとう』でしょー笑

フハハハハハハッ



はあ、よかったー。

柚那とはこれからも仲良くしていけそうです☆ミ


でも、恋ってなんなんだろーなあ…

ま、今はいーや、とりま、いつか恋する乙女になりたいにゃ笑