センパイっ、どこ行くんですか?
え、ひみつ。
センパイに手をつかまれてどんどん進んでいく。
じゃーんっ
うわぁ、キレイ……………
ははっ、ここは俺のイチオシ。
うわぁ、なんかキレイとおりこして美しいよっ!
センパイが連れてきてくれたのは、都会のなかでも、そこだけメルヘンな雰囲気のベンチ………のまわりには植物とかなんやかんや咲いててかわいかった…………
亜実、ここ。
気がつくとセンパイはベンチに座っていて、あたしを呼んでいた。
門音センパイ、ありがと。
ははっ、よーし、今日はふたりの記念日でここはふたりの秘密の場所な?
はいっ
(嬉しい………………)
あ、なーなー、写真とろ。
はい、チーズッ
カシャッ
あ、そういや亜実のケータイ知らねー。
赤外線?
あ、あたしiPhoneなんでできないです泣
あ、俺もiPhoneだから気にすんなよ
やっぱり今までとはちょっぴり違うかも…
今までよりもっと楽しいな。

