ごめんなさい。好きです。
ただ二言、せんぱいに伝えなきゃ。
せんぱいッ
(フイッ)
(センパイ、もうあたしのこと嫌いになったの?ねぇ、また笑いあえませんか?)
センパイ、あたしには謝ることもさせてくれないんですか?
それってないです。
亜実………………
聞いて?ちゃんと聞いといてくださいね。
うん、聞いてるよ。
あたし、入学式でセンパイを見たときとから、ずっとカッコいいなーと思ってて、たまたま仲良くなれた時は、こんな奇跡みたいなことないって思った。
最初はアコガレだったけど、いつの間にかハツコイになってた。
うん。
センパイ、好きです。
あたりまえみたいに手を繋げるような関係になりたいです。
返事は、どんなものでも覚悟はできてる。
オレ、お前のこと好きなのかどうかはよく分かんないけど、不思議と今すっげーうれしんだけど。
(え……ほんと…………に?)
え?でもセンパイ……彼女さんは?
彼女?あーあ、加奈子のこと?
(ずきんっ)
アイツはただの幼なじみだよ。
それより、答え出すのに、1日ください。
うん、どんな返事でも、センパイが一生懸命考えてくれればもうそれでいいですから。
ははっ、てれるっての。
へへっ
じゃ、またー☆
じゃーなー
はあー、緊張したー。
なんだ…加奈子さん、彼女じゃなかったんだ……………
柚那に感謝だな、あんなとこでセンパイのこと諦めなくてよかった………
そーだっ、柚那に報告しなきゃ!
柚那のところに急ぐ。
柚那ー、センパイに告ったよー
それで?
とりま、保留だけどなかなかいい感じ……………かも。
やったじゃんっ
うんっ
それでね、柚那。
なーにー?
あのね、ありがとう。
わざわざいいのよー。
わたしは、涼くんとらぶらぶだしね笑笑
ほんっとふたりらぶらぶだよねーw
うっさいなー、ばあか。
ははっ
もーぉっ笑笑
あとは、センパイの返事を待つのみだ。
どんな結果でも、受け止めなきゃね。
(とか言いつつも、いい結果を期待していたりする自分)