ったくアイツ、昨日のなんだったんだよ…
意味不明、はあ。
オレだって、今朝のはひどいかともおもって一応反省してるけど…
門音ーっ、おっはー
こいつは、幼なじみの加奈子。
小さいころに両親を無くしたため、オレがなんでもめんどう見てる。
ま、もうそんな歳でもないけど、ずっと一緒にいれば離れられないもんとかあるしな笑笑
おはよ、加奈子。
あのねー、門音ー。
今日はあたしが選んだ場所行こー?
いいけど、なんかあんの?
いや、まあね?
なんだよ、それー
じゃ、放課後にねー?
おうっ
なんだろ?加奈子のやつ。
ま、いいや。
どーしよ、オレ、亜実に謝りにいった方がいいかな?
とその時……………………
せんぱいッ
フイッ
オレはすたすたと行ってしまう。
自分でもわかってる、こんなことがしたいんじゃない。
センパイ、あたしには謝ることもさせてくれないんですか?
それってないです。
亜実………………
聞いて?ちゃんと聞いといてくださいね。
うん、聞いてるよ。
あたし、入学式でセンパイを見たときとから、ずっとカッコいいなーと思ってて、たまたま仲良くなれた時は、こんな奇跡みたいなことないって思った。
最初はアコガレだったけど、いつの間にかハツコイになってた。
うん。
センパイ、好きです。
あたりまえみたいに手を繋げるような関係になりたいです。
返事は、どんなものでも覚悟はできてる。
オレ、お前のこと好きなのかどうかはよく分かんないけど、不思議と今すっげーうれしんだけど。
え?でもセンパイ……彼女さんは?
彼女?あーあ、加奈子のこと?
(ずきっ)
アイツはただの幼なじみだよ。
それより、答え出すのに、1日ください。
うん、どんな返事でも、センパイが一生懸命考えてくれればもうそれでいいですから。
ははっ、てれるっての。
へへっ
じゃ、またー☆
じゃーなー
はあ、オレはきっと亜実のことが好きだったんだな。
それから、授業受けて、加奈子のとこにいった。