家に帰ってからも、ずっと泣いた。
涙がかれて、寝てしまった。


ガバアッ
朝起きると目の腫れがやばい…


ままーっ、蒸しタオルーっ!!

はいはい、10分待ってねー

あーい


てか、やばいよー!
柚那にも昨日のことは話してない。


とかいろいろ考えて、蒸しタオルあてて、いつもより20分も遅く家を出た。



ハアッハアッハアッハアッ
ふー、セーフ。美代子来てない!


柚那、お、おはよー

わー、亜実だいじょぶ?

あのね、柚那。
あたし、もう今日でセンパイ諦めるね?

なんでよ!?

いや、彼女いるひとすきんなってもバッカみたいだなーと思って。

いや、亜実がいいなら諦めればいいけど、ほんとにいいの?

うん、いーんだー☆


わたしは、空元気をして、笑顔をつくって見せた。




亜実ーっ

え、センパイ?何しに来たんですか?
(やばい、まだまだ好きじゃん…)

いや、亜実にクッキーの感想な!?

えっ(ドキッ)
わざわざきてくれたんですかーあ?

ちょっと門音ー、いつまでしゃべってんのよう

あ(門音センパイの彼女さん…)

うわー、加奈子ごめん。
すぐ終わるからー

(やっぱりあたし、うぬぼれてた…、恥ずかしい)

でさあ、亜実ー

嫌いです。

はー?

センパイなんてだいっきらいですっ

はー?なんだよ。てかなに泣いてんだよ。


ダッ
わたしはそのまま、逃げてしまった。

もう、センパイなんて嫌いだ。
ポロポロポロポロ………


早く涙止まってよ!
ヴワーン、あろうことか、センパイをじぶんから突き放してしまった…………