Miku side



『ふぅーーーー疲れた。』




今日の客は普通のおじさん
家庭があるのにこんな風に
お金を持って私の所にやってくる


そんなお金があるなら
子供になにか買ってあげたらいいのに
まぁ大切なお客さんだから
こんな事思っても口に出したりはしない



私の名前は“山中美紅”
自分の名前は気に入ってる

だって大好きなお父さんが
つけてくれた名前だから
たった一人の…


たった一人の大切な家族だから