~放課後~
幸喜『あ~また、居残り掃除だぁ
はぁ面倒くさい』
秀『俺なんか、親父の手伝いあるのにさ……』
面倒くさがりやな幸喜と、真面目な秀が窓拭きをしながら、愚痴をこぼした。
和『いつもの事じゃないか』
和が、二人をなだめる。
大樹『舞美ちゃんどうしよ………
帰っちゃっただろうなぁ』
大樹は、独り言を言った。
健太『ごめんな涼太…許してくれよぉ』
涼太『もう、いいから掃除しようよ』
朝から、健太がしつこく涼太に付きまとわれて、涼太はうんざりしていた。
そんな中、廊下に足音が聞こえた。
大樹『おい!!先生来たぞ!!!』
それを、聴いた5人は衝動的に、
さも掃除をしてたかの様に、振る舞った。だが6人の動きは、明らか不自然であった。
ガラガラ…………
《ドア音》
6人に緊張が走った