恐愛同級生


翔に桜に好未……あたしには3人も心強い味方がいる。

そう思うと、気持ちが楽になった。

やっぱりみんなに相談してみてよかった。

3人と話している間だけは嫌なことを忘れられた。


「翔、送ってくれてありがとう」

「気にするなって。また何か変わったことがあったら、すぐに俺に言って?」

「うん」

あたしは家の前で翔の背中が見えなくなるまで手を振り続けた。