「……――莉乃。大丈夫?心配したんだよ」 「ど、どうして……――」 あまりの驚きに口がうまく回らずに唇を震わせることしかできない。 「莉乃ぉぉぉ!!!殺してやる!!!絶対に許さない!!アンタなんて消ればいい!!!」 そんなあたしを心配そうに見つめた翔は奇声を上げながら階段を駆け上がってくる好未に気付き顔を歪ませた。 「可哀想に……。こんなに震えて。大丈夫だよ、莉乃。俺が守ってあげるから」 屋上で見せた時とは全く違う穏やかな口調で言うと、翔はそっとあたしの体を自分の後ろに隠した。