……――助かった。 パァッと目の前が明るくなる。 騒ぎに気付いた先生かもしれない。 好未の尋常ではない様子を察して、助けを求めればきっと手を貸してくれるはずだ。 よかった……。 好未から逃げられる……。 大丈夫。あと少し。あと少し。あと少し。 「……――助けてっ……――!!」 2階から降りてきた人にありったけの声で叫んで手を伸ばすと、その人はそっとあたしの手を掴んだ。