「どうして……?どうしてこんなことをするの……?」
「別に。アンタの彼氏にやられたから、アンタに同じことやり返しただけ。悪い?」
「好未は……ずっとそうなの……?人の彼氏を奪って、人をいじめて。弱い者いじめってそんなに楽しい?」
「ハァ~?何なの急に。アンタ、またやられたいわけ?」
じりじりとこちらへ歩み寄ろうとする好未をあたしは睨みつけた。
「さっきさ……言ってたよね?『あたしの大好きな彼氏のこと、寝取るんだもん。応援してるよって笑顔で言ったくせにあたしの彼氏と』って。意味わかんないよ……。中学時代、友達の寝取ったの好未でしょ?」
「ハァ?アンタ、何言ってんの~?いい加減にしないとキレるよ?」
「あたし、知ってるの。全部。好未の過去……全部知ってるんだから!」
「……ぶっ。あははははは!!…………バーーーーーーカ。でたらめ言ってんなよ」
けたたましい笑い声の後、好未は鬼のような形相を浮かべた。



