「大丈夫大丈夫。どんなにいい子ぶってたって、人間には表の顔と裏の顔があるものだし。両方もっていてこそ、人間らしいんだしっ」 「……め……て……」 「莉乃ももうあたし側の人間じゃん~?今だって、いい顔してるし。これからは本音で付き合えそうなきがするし~」 ダメだ。 好未にはもう、何を言ってもムダだ。 このままじゃ、殺される。 好未の手首を掴んで引き離そうとしてもうまくいかない。 「……――めて!!」 意識が飛びそうになる中、あたしは最後の手段に出た。