一瞬で息がつまり呼吸が苦しくなる。 好未の長い爪が首筋に食い込む。 あたしは好未の手から逃れようと必死で首を振る。 でも、背中を壁につけられている状態のためうまく逃れられない。 「どう……?苦しいでしょ~?」 「こ……のみ……」 「あたしだって翔君に首を絞められて苦しかったよ。だけどさぁ、莉乃。アンタ、すぐに助けてくれなかったでしょ~?」 「……く……るしい……」 「心のどっかでは『もっとやれ』って思ってたんでしょ~?アンタ、あの時嬉しそうな顔してたよ~?」 ふふっと笑う好未。