「翔君ってば心配しすぎだってば~。保健医の先生もしばらく戻ってこないって言ってたじゃん。今授業中だし誰も来ないって」 保健室に誰もいないと思い込んでいるのか、ヒソヒソ声を辞めた女の子。 その声を聞き、拳に力がこもる。 ねぇ、何してるの? そこでいったい何してるの? ベッドのそばまでそっと歩み寄り心の中で問いかける。