【唯無side】
連れてこられた
家の探検をしていた私。

どうしましょう…ピンチです。

目線を下げると私の太ももに
青黒色の髪をした男の人が寝ている。
これはいわゆる、
膝枕というやつでしょうか?!

うーーーーーーん。
どうしてこんなことに
なったんだろう。

悩んでいると

「…ん、おまえ誰??」

「ひゃぁっ!?!?!?!?」

突然その人が目を開けた。

「ククッ(笑)
 おもしれーな」

「…小蝶唯無です。
 あなたは??」

「蒼月。柊蒼月。」

「…え??」

「久しぶり」

「…え!??
 ええええ!?」

「びっくりしすぎだっつーの
 ばーか(笑)」

この人が蒼月。
私の婚約者。

衝撃の出会いでした。