「今度はちゃんと観てよね!」

「観るから観るから」


俺は杏子を引き寄せると、座ったまま抱き締めた。

杏子もぎゅっと抱き締め返す。


「笑ってよ、柴崎くん!」


杏子は可愛い声でそう言った。

俺はまた杏子ばっか見ちゃうかもしれない。


俺は有村杏子が大好きだ。