【企画短編】俺は有村杏子が大好きだ。


「え、、?私が何に気付いてないの?」

「有村は意外と鈍感だな。」


俺はそう言いながら、有村の頭に冷却剤を巻いた。

有村の鈍感は、ちょっと意外な気がした。


「鈍感って?私、頭が痛いところはちゃんとわかるよ。大体ここらへん。」

「んー、そのジャンルの鈍感じゃ無いな。」


天然の有村を微笑ましいと思いながら、俺は心の中を整えた。

有村に、告白しよう。


「昨日言おうと思ってたけどさ」

「なんの事?」

「俺が好きな事の話。」

「柴崎くんが好きな事ってバスケでしょ。」


冷却剤を巻き終えると俺はしゃがみ、有村と同じ目線になった。