新学期。 隣の席になったのは、天川優花だった。 「あ、天川さんじゃーん」 喋った事ないが、仲良くしようと 声を掛けると。 「え、隣?」 と、嫌そうな顔を向けてきた。 俺を嫌がる奴何ている訳? 「仲良くしようね。優花ちゃん♪」 俺が愛想良くそう言うと、 コイツは「宜しく」とだけ 冷たく呟いた。 この日から、天川優花を 見つめるようになった。