罪線〜an imitation〜

文鎮を現金に換えたあと、限られた時間を使って、その女と話しをした。

こんな遊んでそうな男にホイホイ付いて来る様な女だ。さぞケツの軽い女だろうと思っていた。

が、実際はそうでもないらしい。

大体予想は着いていたが、パチンコを始めたキッカケが、自分の男のせい。

彼氏が借金持ちで、自分がなんとかして借金を返してやろうと。でもなかなか稼ぐクチが無くてパチンコに手をだす。それがまた的外れで、自分まで借金塗れ。

……泥沼ってやつだ。

やっぱりこの女なド阿呆だ。

それならよっぽど身を売った方がリスクも無しに金を稼ぐ事が出来ただろうに。

"実は尻軽じゃない一面"が、仇になったってもんだな。