罪線〜an imitation〜

余裕のある時ってのは不思議なもんで、勝ち負けなんてどうでも良くて、適当な台に座る事が出来る。

それがまた当たるんだ。

確か……千円使ったかどうかぐらいの時間。

簡単に入っちまったよ。しかも確変。

そんでもって、結構続く。

金が無い時はそれでいいんだ。

その時は逆。金がある。

5〜6連チャンもすると、いい加減うんざりでな。

まだ確変中なのに、俺は席を立った。

コールランプで店員を呼び、玉を流すと、すぐにカウンターへと向かった。

したらな、文鎮を貰ってる時に、後から声がしたんだ。