俺に与えれた時間は一日の中でたったの4時間。

それが昼と夜の二回に分けられる。

昼は1時から3時まで。夜は7時から9時まで。

……これは夜の話しだ。

俺は基本的に昼はパチンコ、夜はキャバクラという生活を繰り返していた。昼も夜もパチンコをしていた訳じゃない。

理由は二つある。

一つは単純に、俺が女好きだという事。

もう一つは、金が十分にあって、勝っても負けてもいい状態、スリルを感じられない状態のパチンコに、何の魅力を感じなかったからだ。

でも、その日だけは違った。

少し気になる事があったんだ。