物語られない私の物語





両手で顔を押さえ込み、嗚咽混じりに泣きじゃくる。


なんて、馬鹿で愚かな主人公。


こんな惨めなラストがよく似合う、と頭の中で自嘲気味に笑う。

瑞季が何か言おうとしてくれてる気配を感じて、余計に情けなくなる。



「私を、選ばなかったこと・・ひっぐ・・・後悔、させてやるから・・・」



最悪だ。

最悪にカッコ悪い、最後の悪あがき。



涙でグシャグシャの顔は最後まで見せないまま、椅子が倒れるほどの勢いで立ち上がり、教室を飛び出す。



やっぱり、私にはこんなラストがお似合いみたいだ。