山田公太くん。 同じクラスの太陽のような男の子だ。 私はパッとしないけど、こうやって関わってくれる山田くんは優しい。 「おはよう、三神」 「おはよう、山田くん」 前の席に座る山田くん。 ふと斜め前の扉を不意に見る。 あ、携帯いじってる。 目、合わないな…。 目が合わないのは当たり前だけど少しシュンってなる。