「どうして、お前まで紅くなっているんだ。」


「お、どうしたんだ。もしかして…











男色家だったのか!?」


「「そんな訳あるか(ないよ)!!」」


永倉の変な勘違いに思わずハモリながらも否定の言葉をすると


「ぁははははッ!!ハハッ、ははは!!」


いきなり、山南さんが目の端に涙を浮かべながら爽やかに笑い始めた。

「山南さん…?」