この運命を奇跡と呼ぶならば。

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島原へ来た桜は珍しげにあたりを見渡している桜を見た藤堂が質問すると

「桜~。お前、島原来た事無いのか?」


「当たり前だ。未来に島原など無い。」

少し驚いた様だったが、すぐに明るい表情で話してきたので桜もいつもよりも楽しげに返した。

「そうなのか?じゃあ、楽しめよ!!お前の為の歓迎 会なんだからな。」


「あぁ。そうするよ。でも、やはり見たことのない物が多いな。」



「桜君。あまりキョロキョロすると人にぶつかるよ。しっかり前を見て。」

桜がずっとあまりにもキョロキョロしているので沖田が注意をすると


「分かってるわ。そんなこと言われなくても。


…ハッ」

気が緩(ゆる)んでいたのかいつもは気をつけて低い声で喋っているのに女の子らしい口調と声で喋ってしまい口を慌てて抑えてチラッと沖田も見ると聞こえていなかった様で口を抑えている桜を不審そうに見ていたが店についたのであろう気にする事無く皆と店の中へ入っていった。