この運命を奇跡と呼ぶならば。


そんな空気を変えるかのように永倉が叫び始めた。


「だっーーーー!桜!!」


「な…なんだよ。いきなり叫ぶなよ。」


いきなり名前を呼ばれた桜は驚いた様だったが文句を言うのは忘れなかった。永倉はそんな桜の文句はスルーして桜に問いかけた。


「桜。そんなことばっかり言ってると誰も、信じられなくなるぞ!!そればかりか、信じてももらえなくなる。お前はそれでいいのか?」

そう言った永倉に対してだけでなく部屋に居る幹部に向かって立ち上がり桜は言った。


「ふざけるな!お前達に何がわかる!?人を愛して失った時の悲しみが。人を信じて裏切られた時の苦しみが!!!




…そして何より希望を打ち砕かれた時の絶望感!!!」





桜の心の叫びを聞いた幹部達は何も言えず俯いていることしかできなかった。そんな幹部を見た桜は一言声をかけて部屋を出ていった。


「今夜の歓迎会、楽しみにしてる。


でも、今は一人にしてくれ。」