この運命を奇跡と呼ぶならば。


「でも、作り笑顔ばっかりだよね。」

そう続けられた瞬間、桜は真っ赤にしていた顔をあげて沖田を睨み付けると

「何故?どうしてわかったんだ?」

桜は今まで作り笑顔であることをバレた事がなく、驚きとともに憤(いきどお)りも感じていた。


「何故、ねぇ…ていうか、桜君って今まで見せてきた感情ってほとんど作り物…だよね?」


「フッ…。あぁ。そのとおりだよ、前にも言っただろう?私の事を信用していない奴らを信用する事はない。」

「えっと…信じる事が嫌い…だったっけ?」

沖田はこの前の晩に話したことを思い出すように桜に訊ねると沖田の言葉が気になったのか土方が聞き返して来た。