この運命を奇跡と呼ぶならば。


一言声をかけて入ると近藤、土方、山南、原田、永倉、藤堂、斎藤の沖田以外の幹部が集まっていた。


「乙宮。総司は?」


「起こして、着替えてから来るように言ったからもう直ぐ来るんじゃないのか。…それより何故あいつはなかなか起きないんだ。名前を呼ぶまで起きなかったぞ…」


土方に文句を言うと藤堂が叫び始めた。

「えーーー!乙宮、総司の名前呼んだのかよ!!あんなに嫌がってたのに!!総司の名前を呼んだなら俺の名前も、名前で呼んでくれるよな!」

「嫌だ。仕方なく呼んだ訳で好きで呼んだわけではない。」

やはり桜は拒んだのだが

「いいじゃねぇか。乙宮、俺らの名前を呼ばないと‘桜’って呼んでやろう。」