この運命を奇跡と呼ぶならば。


「どうだった?」

戻ってきた桜に沖田は瞳をきらめかせて前のめりになりながら聞いた。

「…いいって。」

「やった~!じゃ、準備しないとね!」

無邪気に笑う沖田とは対照的に桜はどこか不服そうで視線が下に落ちている。

「桜ちゃん?どうしたの?」

「…総司、ほんとに大丈夫? 」

「大丈夫だよ。心配しないで。」

沖田は桜に近寄るとそっと手を滑らせるように頬においた。

「しんどくなったら言ってよ?無理しないで。」

「遠慮なく言うよ。だから、心配いらないから…桜。」

桜が顔をあげると桜を見つめる沖田と視線が絡み合う。

お互いに視線を逸らせず、愛しさと優しさを秘めたように頬を撫でつづける沖田の手にそっと自分の手を重ねた。

沖田はその自然な動作に嬉しそうに目を細めていた。

「…心配、なのよ。やっぱりやめましょう?」

呟くそうに言った桜に顔を横に振ると寂しそうに微笑んだ。


「桜…。僕は、君を「おーい、総司!」」