この運命を奇跡と呼ぶならば。

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「ねぇ、桜ちゃん。出かけない?」

「だめよ。最近体調崩してるんだから、寝てなさい。」

「散歩。このままじゃ体力も落ちてきちゃうし、今日は珍しく晴れてるんだからさ。それに体調もいいから。」

最近、二人は部屋でこのやりとりを繰り返していた。

沖田は外に出たい様子なのだが、体調を心配する桜や土方が外出を禁じた為このようなやりとりが続いている訳なのである。

「僕だってずっと寝てたらつまんない。ね?」

沖田も外に出たい一心で小首を傾げお願いのポーズを取っている。

そうした押し問答の末折れた桜は深い息を吐いた。

「…はぁ…。おとなしく待っててね。土方に聞いてくるから。」

「やった!ありがとう、桜ちゃん!」

「いい?おとなしく、待ってるのよ。」

喜ぶ沖田に、桜はおとなしくを強調しながら重い腰をあげた。