この運命を奇跡と呼ぶならば。


「近藤さんもこう言ってんだ。」

しんみりしている部屋で近藤と土方が突然言った。それでも四人の顔は晴れない。


「…でも、御陵衛士の奴らにはもう…」


「原田、おめぇは男だろ。[でも]だの[けど]だの女々しいこと言ってんじゃねぇ。」

それとも、男じゃないとか言うか?土方がそう言うと部屋は笑いで満ちた。

「土方さっ、それは…ないでっす、よ。」

「ひでぇぜ。俺はちゃんと男だっての。」

「土方さんに言わせればお前は女なんだとよ。」

沖田はお腹をかかえて笑い、原田は拗ねた真似をしながら永倉と楽しそうに笑っている。

「ふふっ…」

その微笑ましい光景を見ていた桜も思わず純粋な笑みを零した。