この運命を奇跡と呼ぶならば。


そして、外からは襖を叩く音と桜の声が聞こえてくる。


「総司!!開けてっ!早く、ッ!!総司!!」


「ご、め…んっ…ゲホッ!…クッ、ゴホッ…!!」

沖田は畳に伏したまま、桜の声を無視したが他の人はその声を聞きつけて部屋の前へ集まってきた。


「桜?!どうしたんだ!!」


「佐之ッ!!新八ッ!!総司が中で、血を、吐いてるの!!!」

「何?!総司が?…新八、土方さん、呼んでこい!!」


駆けつけたのは、永倉と原田で巡察を終えたばかりなのか隊服をつけていた。