この運命を奇跡と呼ぶならば。


桜は心配そうな目で沖田の背を摩ろうとした。


──────バシッ

「総司…?どう、して…」

「さく、ら…ゲホッ…ちゃ、ゴホッ…!!…出、て…ッて…ゴホッ…!!」

手を振り払われた桜は動揺を隠せない様子で沖田の言葉に戸惑いを感じていた。


「でも、総司が…!!」


「いいか、らッ…ゴホッゴホッ…出て…け…ゲホッ…」


咳き込みながら無理矢理、戸惑う桜を部屋の外へ押し出すと、外から入れない様につっかえを立てかけるとまたも、苦しそうに畳の上に伏した。


「…ゴホッゴホッ…ゲホ…!!…血…ッ…ゲホッ…が…」