「…労咳は、死病なんだよ。それに皆にも伝染(うつ)っちゃう。」
「…しってる。」
桜のぶっきらぼうな返事も構わず、沖田は続けた。
「僕も、こうなることが分かってたらな~。…ねぇ、桜ちゃ「そうじ、わたしは…しってた。」」
「わたしは、しってたの…そうじが労咳に、かかっちゃうこと。」
桜はポロポロと涙を流しながら、沖田に言った。
「油断してたわ…そうじ、ごめんね。ごめんなさい…わたし、ほんとダメね。ずっと一緒に居たのに、気づいてなかった。…気付いてあげら、れなくてごめん。」
桜の声音に戸惑いながら腕に力を込めて抱き締めた。
「そ、そうじ…?」
「君のせいじゃないよ。決して、桜のせいじゃ。」
