この運命を奇跡と呼ぶならば。

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「私が、参謀の伊東甲子太郎です。皆さん宜しくお願いしますね。」

夕餉で紹介された伊東甲子太郎という男は桜が先程、土方の部屋へと案内した男だった。


「…あいつが伊東。」

「どうしたの?」

「さっき、土方の部屋へ案内した奴。」


「ふーん。」

桜が小さな声で呟くと隣に座っていた沖田が小声で聞いてきたので答えると、伊東が桜に気づいたのか目を細めて桜を見た。


「あら、貴方…さっきはどうも。」

「いえ。どういたしまして。」