縛る。縛るよ?《完》

急に、キスをされた。

「ッッッッ⁉︎」

動揺が隠しきれない。

りぃから、離れようと体を押そうとしたら、りぃの手が後頭部に回り、頭を固定される。

離れるのは許されないんだろう。

最初は、訳がわからなくて、息を止めてしまったが、今はなんとなく鼻で呼吸をしている。

一瞬、何を思ったのか、解放される。

「げほげほっ」

最初、息を止めてしまっていたので呼吸が乱れる。

息が整った時に急に、視界がぐらりと回った。

⁉︎⁉︎⁉︎

少し頭で考えたら、押し倒されたんだと気付く。

手首には、りぃの手。

そして、馬乗り状態。

私の力では、どかせそうにない。

「り、りぃ…?」

「ん、何?」

「な…に…して…るの?」

怖くて、声が掠れる。

恐る恐るりぃの顔を見ると、怒っているような、悲しそうな顔。