久しぶりに翔真の顔を見た
「んだよ、最近会えないばっかでよぉーー」
「ちょっと…ね」
「恋華、お待たせ」
そう言って病室に入ってきたのは先生だった
「あ"?
恋華?
なんで呼び捨てにしてんだよ」
「…和君、待ってたよぉ~」
私も…先生に合わせなくちゃ…
翔真と別れなくちゃ…
「和君?」
翔真が私の方を見た
「あれ?
来てたの?
元カレ君」
そう言って先生は私のそばに来た
「何…言ってんだ?」
「あれ?
恋華、まだ別れてなかったの?
早く別れてよ」
「分かってるって!
和君私の主治医だったんだからわかるでしょ?
ここ最近具合悪いって
彼女に無理させるつもり?」
「ごめんっっ、そんなつもりはないです」
「ふふふ」

