僕は30日まで、無駄に時間を過ごした。 何をしても不思議と時間がたつのが遅かった。 あんなに早く感じていた一日が終わるのが遅い。 これはもはや30日が待ち遠しいと感じている証拠だった。 そしてついに、待ちに待った?30日がやってきたのである。 僕はその日、朝早くから新幹線に乗って岐阜県まで行くのだった。