うううううううう・・・・・・・・と、落ち込んでいると
「あれ・・・・・姫?」
と聞きなれたような聞きなれないような、あいまいな声がきこえた。
「・・・!やっぱ、姫だ!!俺!覚えてる?海島海斗!。姫の幼馴染の!!!!」
「海島海斗・・・・?」
「おもいだしてくれた?」
と、目を輝かせる少年。
しかし、残念ながら・・・・
「ごめん。わかんないw」
「・・・・・・」
沈黙。あんまし好きじゃない空気が漂う
「そ、そうだよね。俺のことなんて覚えてないよね・・・・・」
なんか、悪いことしちゃったな・・・・
私、記憶力はいいほうだから、もし昔この子にあっていたら、覚えているはずなのに・・・

「なんか・・・ごっめん。」
あたしが、てを合わせてあやまると
「いいよ。別に。姫は全然悪くないよ。
・・・・・・・・」
このこ、ちょ-落ち込んでる。なんか申し訳ないような・・・・
すると海斗君は、急に、私の手をつかみ走り出した。
「ちょ・・・ど、どうしたの!?」
「チャイムなるよ!ここの先生、チャイム着席に厳しいらしいから。姫、何組?」
「C組。」
「うそっ。おれも。」
海斗君もか・・・・なんか楽しみ!


ガラッ
「おい、宮城。俺の友達紹介するよ。・・・姫来て。」
か、海斗君の、友達・・・なんか緊張する。すると、そこに、さらっとイケメンの、男の子があらわれた。
「カイト・・・彼女か?」
とにやにやする、宮城君。
「チゲ-よ。幼馴染だよ。」
とク-ルにきめる海斗君。
・・・友達か・・・・。
なんか、胸の奥がキュっと締め付けられる
感じがした。
(なんだろう。この気持ち・・・)
「友達の、梅宮姫華。幼馴染なんだ。」
「友達」という単語を聞くたんびに、むねが締め付けられる。こんな気持ち、初めて。
「う、梅宮姫華です。よろしくおねがいします。」
と、頭を深く下げた。
「そんなに、かしこまらないで。俺は、華美弥宮城。よろしく。」
「あ・・・宮城って、名前なんですね。」
すると、宮城君は、
「うんうん。みんな、そういうんだ。あっついでに、華美弥って、字。華宮でもいいんだ。」
お・・・・おう。長々と説明ありがとうございます。
「へ、へ-・・・・」
「宮城。姫が困っているよ。」
海斗君、ありがとう。助かった。
「宮城君と、海斗君って、付き合い長いの?」
「ん-。長い・・・かな?あと、姫、俺と、宮城のこと、呼び捨てで。
あと、ため口で。」
「いや・・・初対面の人に、タメ口は・・・・。呼び捨ても・・・・。」
海斗君は、
「だ-か-ら-!俺たちは、初対面じゃないって。」
「だけど・・・」
するとこんどは宮城君が
「初対面って・・・。お前ら、幼馴染じゃ。」
「あ-。なんか、姫、覚えてないんだよ。俺のこと。」
「ふ-ん」
と宮城君。
「あ、ね、ね。これから、姫ってよんでいい?あ・・・姫ちゃんってよぼ。んで、なれたら、
姫で。」
「は、はい・・・あ。うん。」
「やっと、ため口にしてくれた!」
と、言い私に海斗が抱きしめた



・・・・・・い、いや-!なんかうれしいけど、恥ずかしい!