「じゃあさ、俺、
秘密知っちゃったって事だ。じゃ今から俺のいいなりになって。」




は、はいーー⁉︎

強引すぎません⁉︎


意味が分からないんですが………




でも、
時既に遅し。

私の腕を掴み引っ張っていく。



「ちょ、ちょ、待ってよ!てゆーか、弱味でもないし。別にバラされたっていいから!」



無理矢理引っ張られながら必死に声だけは出すけど、
足が長いせいか、
歩幅が大きい……

だから歩く早さが速すぎて体が言うことを聞かない。



「んー?」


聞こえているのか聞こえてないのかよく分からない返事を返す
石黒流義斗。