君のイナイ季節

「そうだ!」

拓海くんは手をポンっと叩いて

「今日、今からちょっと出掛けない?」

「お店は?」

「今日くらいはいいんじゃない?」

何とも適当な拓海くん。

私はとりあえず頷いた。



一旦家に帰って洋服に着替える。

けど、かれんが気になって。

電話してみた。