「焦んなって!まだ間に合うって! 早く教室行って校門行くぞ!」 焦る瑠瘉の手を握って空き教室を出た。 教室に行くとみんなの視線が 俺らに集まったけど、そんなの無視して お互いかばんを持って教室を出る。 その前に口パクで 「おめでとう」 と篤志と可南に言われた。 俺はニコッと笑って 「ありがとな」 と答えた。