《アキノが食べたい》





「は、恥ずかしい~………」






ライトからの返信メールをみて思わずその場に崩れ落ちてしまった。





なんか口説き文句…慣れてない?今までもこうやって女の子落として来たのかな。











ライトがいつ帰ってくるか分かんないから取りあえずある材料でカレーライスを作ることにした。








私は具材を煮込みながらお鍋の前でぼーっとする時間が結構好きだったりする。



さっきのヤキモチ妬いたって……本当かな。私なんかライトと違って大して冴える容姿もしてないし、お友達達もライトの彼女だからって社交辞令でお世辞言ってくれただけなのに……なんかまた私ってば勘違いしちゃってるのかも。













-ピンポーン…-







「はぁい?」
「……俺」





玄関の鍵を開けると、そこにはライトの姿。



「早かったね。遊んでくるのかと思ってたんだけど」
「病院から真っ直ぐ来た。早くアキノに会いたかったから」





あぁ、その切なそうに細められた瞳に胸キュン☆そんな顔されたら嘘でもコロッと騙されちゃうよ……





「ご飯もう少し待って。まだ煮込み足りないから………」
「カレー?」
「うん。嫌だった?だってライト何食べたいって言ってくれないから……」





何気なくお鍋のカレーをかき回していると、背後に気配。




「嫌じゃないよ。でも俺言ったはずだけど?」


背中からすっぽりライトの腕の中に包み困れる。カレーのスパイシーな香りに混ざってライトの甘い匂い。





「今日俺凄い焦った。みんなしてアキノの事気に入るからさ。可愛いって言われて嬉しい反面、取られたらどうしようって……」
「またそんなお世辞言って……」
「いや、ホントの話」




抱き締める腕に力が籠る。私が他になびくわけない。いつでもライトが一番だから。